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ラヴ(Love)とは、アメリカ合衆国のフォーク・ロック・バンド。アフリカ系アメリカ人のシンガー兼ギタリスト、アーサー・リーを中心に結成され、1960年代後半に全盛期を迎えた。サード・アルバムの『フォーエヴァー・チェンジズ』は名作として評価が高い。 == 来歴 == 1965年、ロサンゼルスの音楽シーンでプロデューサーとして活動していたアーサー・リーとギタリストのブライアン・マクリーンが出会い、THE GRASS ROOTSというグループを結成。エレクトラ・レコードと契約するが、同名バンドが既に存在していたことからグループ名をラヴと改名、1966年3月、バカラック/ハル・デヴィッド作の「My Little Red Book」のシングルでデビューする。まもなく、同レーベルのロック・アルバム第1号となるファースト・アルバム『ラヴ』を発表。本作収録の「ヘイ・ジョー」は、ディノ・ヴァレンテ(チェット・パワーズ)の曲で、ラヴより少し後にジミ・ヘンドリックスがヒットさせたことで有名な曲。 1967年1月、セカンド・アルバム『ダ・カーポ』発表。18分に及ぶ大作「Revelation」など、先進的な楽曲を含む。また、本作からのシングル「7 And 7 Is」で、ラヴとしては初の全米トップ40入りを果たした。 1967年12月、サード・アルバム『フォーエヴァー・チェンジズ』発表。当初はニール・ヤングがプロデューサーを務める予定もあったが、諸事情によりザ・ドアーズ等のプロデュースで有名なブルース・ボトニックがリーの共同プロデューサーとしてアルバムの制作にあたった。ヒット・チャート的には成功しなかった(全米154位)が、後に再評価が進み、『ローリング・ストーン』誌が2003年に選出したオール・タイム・ベスト・アルバム500でも40位に選ばれている。 1968年、リーを除くメンバーがヘロイン中毒で活動が出来なくなり、同年5月に発表したシングル「Your Mind And We Belong Together」を最後にグループを去る。これ以降、ラヴはリーのソロ・プロジェクトに近い存在となった。翌年ブルー・サム・レコードに移籍して『Out Here』(1969年)を発表。続く『False Start』(1970年)にはジミ・ヘンドリックスが参加した。 1972年、リーがソロ・アーティストとして活動を開始したため、ラヴとしての活動を停止するが、その後も度々再結成が実現し、2003年1月にロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで行われた再結成ライブでは、『フォーエヴァー・チェンジズ』が完全再現された。 2006年、リーは白血病にかかっていることを公表。ロバート・プラント、イアン・ハンター、ライアン・アダムスやヨ・ラ・テンゴにより治療の為の寄金の支援コンサートが行われるが、8月3日、テネシー州、メンフィスのメソジスト病院で家族の見守る中他界した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラヴ (バンド)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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